← これまた定番「六地蔵」
  3人が地蔵に扮して田舎者を騙す。

狂言公演実現に骨折っていただいた萬斎師の弟子
深田博治さんと、事の経緯を話す代表秋永宮司

←↑ 狂言の定番「棒縛り」
    縛られても、酒だけはやめられないっ!

萬斎さんの登場に黄色い悲鳴も
 まず雲八幡宮の神職が映画「陰陽師」のような狩衣(かりぎぬ)装束を身にまとい、公演開始前に、舞台、出演者、参観者のおはらい(お清め神事)を行い、今回の主役、野村萬斎さん登場!能楽堂では見られない熱狂ぶりの雲の森でした。それもその筈、これまでの雲の森コンサートでお呼びした出演者の中で最年少になりますし、何より、テレビでの影響が強いですからね。しかし、まあ、テレビも良いけど、生萬斎さんも格好良かったですね〜。

萬斎さん、登場!

予想通り、いや、予想以上のチケットブース
 5月16日10時、第15回記念特別企画「野村萬斎耶馬溪公演」のチケットの販売開始をしました。
前評判から、「恐らく殺到するだろう…」という予測どおり、臨時電話に待機するオベレーター。10時の時報に合わせ電話応対開始。開始早々から電話鳴りっぱなし…、気が付くと夕方6時。全853席に対し、ほとんど初日完売の状態でした!これは、第10回目の薪能の1週間で完売という記録を塗り替える驚異的スピードです。さすが野村萬斎人気!といったところでしょう。その後も毎日鳴る電話でお断りを申し上げければなりませんでした。チケットが手に入らなかった方々にお詫び申し上げます…

昨年の第15回は記念の特別企画で
野村萬斎狂言公演で 大盛況でした

たった一度の出会いが生んだ奇跡
 「耶馬溪ってどこですか?」よく聞かれるんです…。失礼な!って思う反面、仕方ないかもしれませんね、田舎の山奥ですから…。でも素晴しいコンサートが開かれているんですよ!樹齢800年以上の巨木らに囲まれ、それをライトアップすれば、そこは森の巨大コンサートホール。舞台上ではレベルの高い芸能を、更に空中ではムササビが舞う、これは正に田舎だからこそ実現できる最高の演出と言えましょう。
 さて、野村萬斎さんにお出で頂くことになったきっかけは平成3年か、出演者の一人、当時大学を卒業したばかりの深田博治さんと宮司とのたった一度の、しかし非常に深いご縁を結んだ出会いでした。
 それ以来、16年ぶり、二人は東京で再会したのでした。深田さんは野村万作・萬斎の弟子になってキャリアを積んでいたのでした。
 こうして、「野村萬斎・耶馬溪公演」が実現したのです。正に奇跡的です。
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