稲荷社改修事業に着手
清らかな闇の中を御神体「遷御の儀」


 雨模様の平成27年9月16日、夜8時、御神体を雲八幡宮の御本殿にお遷り(ご移動)願う珍しい神事が行われました。

 宮司 禰宜 役員 総代ら大勢奉仕で、儀式開始、すると雨が止み終了と同時にまた振り出したのは不思議でした。

 時刻、電灯が消され白紙覆面の宮司が御神体を抱く時、禰宜が「発御!オーオー・・・」と警蹕(けいひつ)を掛け始めると、役員総代等が御神体を抱いた宮司を白布の絹垣で囲いお発ち、総代等が前後に松明(たいまつ)や五色の御幣など威儀物を持ち従って静々と御本殿にお遷りになりました。

 まもなく完成する朱色の鮮やかな稲荷社にお遷り頂くのは、この春を予定しております。その折には、「竣工祭」、そして「正遷座の儀」を行いますので、ぜひご拝観ください。

稲荷社から御神体を雲八幡宮御本殿にお遷しする奉仕員

九州各地より団体のお参りが急増中!!

 耶馬溪の紅葉狩りツアーというのは昔からよく知られておりますが、近頃、大変稀有なことに“宮司の話を聴くツアー”というのが急増しております。それも九州各地より遥々と…

 昨秋は、長崎県のケーブルテレビが企画、長崎県全域で募集されたものでした。また、今年に入って鹿児島全域よりある企業が募集するツアーとして鹿児島県全域より来訪されました。
 そういったご利益受ける目的だけでなく、いわば“自己研鑚”が目的で見える団体さんが、ここ数か月だけでもで20団体以上お見えになっております。ちなみに一度でお参りされた人数が最も多かったのは、100名以上でした。

 宮司の話は、境内の御神木倒壊秘話、皇居勤労奉仕の感動話、古代の楽器“石笛”の披露といった内容で、最後には皆さんから拍手を頂戴し、さらに帰り際には、握手を求められる程の盛況振りで、皆さんに大変喜んで頂けているようです。

祝!河童祭(宮園楽)県指定文化財に復帰!!

 「河童楽」はおよそ300年以上の歴史ある文化財で、『筑後楽由来』の一巻は、源平の合戦で敗れた平家の霊魂を鎮めるため楽を奏して弔ったと伝えます。昭和46年地元で思わぬ諍いがあり、5年中断、間もなく再開するも文化財県指定は取り消されることになりました。
 しかし、その後は一度も絶えることなく今日まで継承されていて、今年平成29年3月7日付で芽出度く「県指定」が復活となりました。

皇紀2677年奉祝 建国記念の日を祝う集い開催

厳粛裡に建国祭を斎行

 平成29年2月5日(日)、建国記念の日に先立って、建国祭が執行されました。祭典では、花柳流花柳里紗香師範による華麗な奉納舞踊もあり、厳粛裡に斎了致しました。

『世界は変わった、日本の憲法は?』をテーマに奉祝行事

 続いて会場を雲八幡宮文化館へと移し、奉祝行事が行われました。美しい日本の憲法をつくる国民の会が製作した映画『世界は変わった、日本の憲法は?』を上映され、教科書では教えてくれない現行憲法の制定秘話や現代における問題点を浮き彫りにする内容で、日本の歴史に倣い未来を考える良い契機になったことと思います。
 参加者の多くが「日本国憲法がこんなに簡単に作られたなんて知らなかった。観て良かった。」と話していました。


 また、4月28日には、中津市・玖珠町にまたがる広大な景勝地・耶馬渓の歴史や文化を語るストーリー「やばけい遊覧~大地に描いた山水絵巻の道をゆく~」が日本遺産に認定されました。
 日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです.。
 詳しくは、中津市の公式サイトをご覧ください。

鹿児島から見えた団体さんを前に講話をしている様子



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