太古の時代より日本人は自然と調和することで暮らしを営んできた。大自然にふれたとき、天地の恵みがあって、その中で我々が生かされているということに気付かされます。
 耶馬溪・雲の森コンサートは、日本をはじめ世界の国々に伝わる情緒豊かな音楽を雲八幡宮の境内に生う巨木たちの自然エネルギーを頂いて、堪能し、酔い痴れる…。そんな心の癒しを、田舎ならではの贅沢でお届けして参りました。
耶馬溪・雲の森コンサート その歩み、そして これから…
〜20年の感謝を込めて〜
雲の森コンサート・ファイナル

宇崎竜童 引き語りLIVE

〒871−0433 大分県中津市耶馬溪町宮園363
TEL/FAX (0979)56−2309  URL http://kumohachiman.j-air.net/
ありがとう20年・・・

 今回で20回となる雲の森コンサート、年に一度だから20年の月日が経ったのですね。あの頃、過疎高齢化を食い止めようと立ち上がった30代だった耶馬溪の若者は程無く定年を迎えますし、50代だった人には曾孫が。ひと口に20年と言っても歴史を感じます。皆さまに愛され、20年続けて来られたことを心より厚く感謝申し上げます。
 まだまだ続けてほしいと言った激励をたくさん頂いておりましたが、この20回の節目でファイナルとさせて頂きました。


サプライズ!開演前に俳優・津川雅彦さんから肉声メッセージ! ※要約

 この20年間にも亘って心の篭った素晴らしいコンサートを続けてくれた宮司さんとその仲間たち、本当にホントーに有難う!残念ながらこの20回で最終回と聞きました。残念ですねぇ。大スター宇崎竜童さんが最後に花を飾って頂いたことは何より嬉しいことです。
秋永さんとその仲間たちがこの20年間続けてきた「我慢」、「忍耐」、「礼節」に感動しない人がいる筈がありません!秋永さん、今日を更なるスタートの日にしませんか?たとえ僕と二人っきりでも再び歩き始めませんか?お手伝いしますよ。今こそ日本人の心の美しさ、その素晴らしさのルーツを伝えることで、秋永さんたちが愛する耶馬溪を元気にできる時代が到来したんです。いかがですか皆さん!(会場から拍手)有難う!耶馬溪の皆さん。有難う!宇崎竜童さん。そして20年の努力続けてきた彼らに拍手をお願い致します!(会場から拍手)ありがとうございました!津川雅彦でした!


宇崎さん、熱唱!感動のフィナーレ!さよならの代わりに・・・

 宇崎竜童さんが登場してギターを構えるなり、「いくよ!」と一声発し、大ヒット曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を熱唱、会場は一気にボルテージが上がりました。次々とヒット曲を歌い、演奏の合間には作曲秘話や他のアーティストとの面白いエピソードなどを、そしてブギメドレーで盛り上がり、あっという間に2時間超え!そしてラストに、山口百恵さんの引退のはなむけに贈ったあの名曲「さよならの代わりに」を雲の森コンサートスタッフに贈ってくださいました。そして、宇崎さん自らが「どうぞステージへ!」とスタッフ全員を呼び、会場の皆さんと共に我々に拍手を送ってくださいました。20年の苦労が報われた瞬間でした。
 またいつか何らかの形で突然コンサートを開催することがあるかもしれません。その時はまた、応援よろしくお願い致します!その日まで、さよならの代わりに・・・

耶馬溪・雲の森コンサートの歩み
  ※ 過去ログが一部閲覧できるようになりました。


第1回 1992年(平成4年)8月
 「寺内タケシ&ブルージーンズ」
    記念すべき第1回目はなんとエレキギターでした!
    日本の昔ながらの曲をエレキサウンドで演奏する様は、
    正に"エレキの神さま"でした。
    耶馬溪・河童太鼓も前座を勤めた。
    初回と思えぬ反響で観客動員1200名を記録した。

第2回 1993年(平成5年)8月

 「寺内タケシ&ブルージーンズ〜Return〜」

    第1回が好評でアンコールコンサートとなった。

第3回 1994年(平成6年)9月
 「やさしいクラシック 4人の女性音楽家たち」

    現雲八幡宮参集所が出来る前で、
    空地になっていた建設予定地を会場に行った唯一のコンサート。


第4回 1995年(平成7年)9月
 「幽玄の舞と音色“雅楽”」

    今では雲コンの定番となっている雅楽コンサートの1回目
    明治神宮雅楽部を招いて行った。
    生憎の雨のため、苦くも室内コンサートとなる…


第5回 1996年(平成8年)9月
 「上原まり『平家物語』の世界」

    雲八幡宮の平家伝説に寄せて行った。
    時代を越えてやってきたかのような筑前琵琶の音色が冴えた。
    前年の雨の反動で観客動員1000名を越えた。
    平家伝説をモチーフにした河童太鼓も共演。

第6回 1997年(平成9年)5月
 「中国楽器“二胡”の第一人者、姜建華(ジャンジェンホワ)トリオ」
    雲コン初の外国人をお招きしてのコンサート。
    二胡の音色に会場全体が酔い痴れた。


第7回 1998年(平成10年)9月
 「雅楽、歌舞の世界」

    雅楽再演の希望が多く、内容を変えて再企画。
    前回の企画では雨だったので、大変評判が良かった。


第8回 1999年(平成11年)9月
 「津軽三味線、橋竹山二代目」

    駐車場の許容量を越えるほどの人気で、
    過去最高の観客動員1400名を記録。
    雲八幡宮宮司の石笛も特別出演した。


第9回 2000年(平成12年)9月
 「龍笛と二十絃筝ジョイントコンサート」

    龍笛・赤尾三千子さん、筝・吉村七重さんをお招きした。
    レアなジャンルなだけに知る人は少ないが、
    雲の森の荘厳さが最大限に引き出されたコンサートとなった。


第10回 2001年(平成13年)8月
 「第10回記念特別企画『耶馬溪薪能』」

    田舎の山里での観世宗家による能楽公演は極め画期的。
    過去最高の人気で1週間でチケット完売。


第11回 2002年(平成14年)8月
 「宮田耕八郎、尺八の世界」

    

第12回 2003年(平成15年)9月
 「雅楽、千年の森の神遊び(雅楽のすべて)」

    雲八幡宮御出現1300年記念。
    新作 神楽「神杉の舞」御披露目。


第13回 2004年(平成16年)9月
 「中国楽器“二胡”の第一人者、姜建華(ジャンジェンホワ)トリオ」

    7年ぶりのアンコール。雲コンファンから篤い人気を誇る。

第14回 2005年(平成17年)9月
 「上原まりの『平家物語』」

    以前よりアンコール希望があり、9年ぶり2回目。
    NHK大河ドラマ「義経」の放送に併せて出演していただいた。
    平家伝説をモチーフにした河童太鼓も共演。


第15回 2006年(平成18年)7月
 「第15回記念特別企画 狂言・野村萬斎 耶馬溪公演」

    言わずと知れた現代狂言界の申し子。
    過去最速のチケット完売。正味1日で完売。


第16回 2007年(平成19年)8月
 「つのだ☆ひろ 千年杉の森に歌う。」

    雨天にて室内会場となるも、大盛り上がり!!
    名曲「メリー・ジェーン」を熱唱。河童太鼓と共演。

第17回 2008年(平成20年)9月
 「寺内タケシとブルージーンズ リターン」

    雲の森コンサートの生みの親ともいうべき寺内タケシさんの
    エレキの神さまと称えられた技術に酔い痴れた。


第18回 2009年(平成21年)9月

 「神田将 ひとりオーケストラ with波多江史朗」

    本当に一人!?神田氏の演奏に驚愕!
    波多江氏のサックスの音色も加わって素晴しいコンサートになった。
    雲コンの常連さんの満足度はかなり高かった!

第19回 2010年(平成22年)9月
 「玄海竜二、座長公演」

    雲の森コンサートでは初の大衆演劇会からの出演。
    華麗な扇子捌き、たおやかな踊りで会場を魅了!
    中でも「やっとん節」は、観客も舞台に上がって踊り、
    雲コン史上最も笑い声が多かったように思う。
    
第15回野村萬斎。一日で完売の記録的大ヒット!
第14回 平家琵琶に酔いしれた
第12回 神杉の舞初披露
第10回 観世宗家による「葵上」
第9回目 龍笛と二十弦筝のアンサンブル
記念すべき第1回目のレア写真 来場1200名大興奮